夏場の舗装工事は過酷!

舗装時の温度と熱中症対策

道路の舗装工事を行いました。

今日の夏場の暑さは皆さまご存じかと思われますが、アスファルト舗装の打設温度は、110℃以上で敷き均し、110℃から140℃で初転圧、70℃から90℃で二次転圧を行い、交通解放は表面温度が50℃以下になってからが一般的です。

手で触れば誰もが「アチッ」となる温度です。

打ち水を行いますが、炎天下ではすぐに蒸発しなかなか温度が下がりませんでした。

アスファルト混合物は製造工場から約140℃から160℃で出荷され、現場に搬入されるとこの温度を保つために、作業員は迅速に舗装を進める必要が有ります。

しかし、この温度は作業員に大きな熱ストレスを与えます。

気温が高く、機械の輻射熱と路面からの熱及び太陽の直射日光等熱が複合的に作用し、極めて過酷な環境となります。

こまめな水分・塩分補給や熱中症対策場所を設けて、何時でも・誰もが手の届くところにクーラーボックスを置いて作業を行いました。


子供の熱中症対策

舗装された道路は、直射日光を吸収しやすく、気温35℃でも路面温度は50℃から60℃以上に達する場合が有ります。

この輻射熱は、地面に近いベビーカーに乗った子供にとって特に危険です。

ベビーカーは輻射熱で熱がこもりやすくなっています。

時と場合によりますが、特に小さなお子様連れの外出は控えるか短時間で外出を済ませた方が良い季節のように思います。

応急処置として涼しい場所に移動し、衣服を緩め、首筋・脇の下・足の付け根などの太い血管が通ている箇所に保冷剤や氷で冷やし、水分塩分補給を行って下さい。

現場に必ず持参するのが、500ccのペットボトルの水を凍らせてクーラーボックスに保冷剤として入れておきます。

首や脇に挟んだり、時には氷水として飲用する事で体温を下がり水分補給にもなります。

持ち運びやすく、再利用もできるので非常に便利です。

外出の際は、数本入る保冷バッグに一本凍らせたペットボトルを入れておくのがお勧めです。

作業終了後は、半分以上氷が解けた数本のペットボトルが従業員で取り合いとなります。

まだまだ暑い日が続くようですので、体調管理には十分に気をつけてこの夏を乗り切って頂きたいと思います。